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塩 作 業
金華塩とは
牡鹿半島の海水で作られた塩です。牡鹿半島の海域は、金華山沖で黒潮と親潮が合流する場所で、豊富な魚介資源が育ち、海水の入れ替わりが早く、常に綺麗な海水の状態です。しかも、牡鹿半島は多くの山がある為、山からの伏流水にはミネラルが多く含まれています。その海水で作った塩は、味に深みがあり、ほのかに甘いです。
金華山黄金山神社 初巳大祭神輿渡御
金華山黄金山神社は、約1260年前に国内で初めて産出された黄金を朝廷に献上したことから、金山毘古神(かなやまひこのかみ)・金山毘賣神(かなやまひめのかみ)の2柱の神様を御祭神として創建され、辯財天の霊地で、辯財天のお使いとされる蛇(巳)にちなみ、毎年5月の初巳の日から一週間斎行されるようになりました。
初巳大祭には、御本殿昇殿の参拝が特別に許されるため、毎年たくさんの参詣客が訪れます。初巳大祭期間中には、御神輿が御本殿より桟橋の御旅所まで降りて、海水による海潮祓いを行い、御本殿まで戻る神輿渡御が行われます。
この初巳大祭に、くじらのしっぽの塩を奉納させて頂きました。写真はお祭りの様子です。
塩造りの様子
【潅水を煮詰めます①】
※潅水とは、海水を数日間煮詰めることにより、濃度が上がった海水です。
潅水は、外釜(火焚き)にて、10日位煮詰めたものを使用します。
2時間程ガス釜で煮詰めると次の動画の様に白い泡が出てきます。
【潅水を煮詰めます②】
※白く濁ってきたら、外火をとめます。中火でゆっくり煮込んでいきます。その際に、灰汁やゴミなどを網ですくいます。
【塩をすくう①】
※煮詰めていくと、にがりと塩が分離してきます。釜底に塩ができ始めたら少し様子を見ます。底に塩ができ始めたらすくっていきます。
※完全に煮詰め過ぎないように気を付けます。
煮詰め過ぎると、にがりが塩に付着してしまい、辛みのある塩ができてしまいます。
【塩をすくう②】
※ザルにとる際は、にがりと塩が分離するようにザルの下に台をおき、にがりが発砲スチロールに溜まる様にします。
【塩を干す】
※太陽の下風通しのいいところに塩を干します。天気が悪い日は、建物の中に干すこともあります。
【塩のゴミとり】
※塩には、火焚きの際に入る灰などの不純物が入ってる場合があります。それを利用者さんが1粒1粒丁寧にピンセットで取り除きます。もちろん全部は難しいですが、少しでもいいものをお客様に届けたいという思いで、皆さん毎日頑張っています。
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